この記事は2025年1月7日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Rattanathip/stock.adobe.com)

2025年1月7日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

昨日6日(月)、トランプ次期政権の関税政策について、品目限定案が浮上したというワシントンポストの報道があった。それを受けてドルが乱高下。

即座にトランプ氏は否定したが、この一連のドタバタは第一期のトランプ政権でもよく見られたことで、これから4年間、突然の報道やソーシャルメディアでの書き込み等で相場が乱高下する時代が始まったのかなと思うと、少し憂鬱な気分になる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今月20日にトランプ氏は大統領に就任するが、本当に彼がやりたいことは何なのかということはまだわからない。しばらくわからない状態が続くのだと思う。

また市場は、大統領は株価を気にするので無茶な関税を課すといったようなことはしないのではないかと、楽観視している。しかし本当にどうなるかわからないところはあるので、警戒しつつ相場を注視していきたい。

今は大きく張る、賭けるという段階ではない。日々の動きを軽く逆張りするくらいで、しばらく相場を眺めていたいと思っている。

▽米ドル/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。