この記事は2025年1月6日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。
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2025年1月6日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
為替市場で年末年始を通じ進んだのは、欧州通貨安、ドル高。昨年12月を通じ進んだドル買いの動きは、対欧州通貨で一層強まる。景気の減速感が強く、金融緩和のバイアスが引き続き強い、そんな見通しから欧州通貨の売りが先行している。
円(+0.32%)は上昇通貨の最上位だが、方向感には乏しい。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今年は本日6日(月)が東京証券取引所が大発会、金融市場、為替市場はようやく正常に戻る。今週は実質1月第1週となることから、多くのイベントや経済指標の発表が予定されている。
日銀の追加利上げの時期を探るという点で、今週は9日(木)に日銀支店長会議、地域経済報告がある。地域経済の伸びが急加速して、日銀の追加利上げ観測が急速に高まるかという点では可能性はかなり低いだろう。
10日(金)には米12月の雇用統計が発表予定。振り返ると、昨年10月は港湾ストやハリケーンの影響から新規雇用者は急減速。11月は一転、反動増となった。今回は大幅増となった11月と比較するわけで、再び反動減となる可能性がある。深い押し目では依然としてドル買い継続とみているが、今週は経済指標の下ブレに警戒しておきたい。
今週は米ドル/円で155.00~159.00円、ユーロ/米ドルで1.0150~1.0400ドル、ユーロ/円で160.00~164.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート
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▽ユーロ/米ドルの日足チャート
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▽ユーロ/円の日足チャート
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※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。