主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年1月14日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉
目次
▼13日(月)の為替相場
(1):中国貿易黒字拡大
(2):ユーロ/ドル急落
(3):米インフレ調査わずかに上昇
▼13日(月)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:円高、円安どちらにも動く可能性/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
13日(月)の為替相場
期間:13日(月)午前7時00分~14日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国貿易黒字拡大
中国12月貿易収支は1048.4億ドルの黒字で、黒字額は市場予想(1000.0億ドル)を上回った。輸出が前年比+10.7%と予想(+7.5%)以上に増加した。トランプ次期米大統領の就任を控え企業が輸出を急いだことが影響した模様。
(2):ユーロ/ドル急落
ユーロ/ドルが節目の1.02000ドルを割り込んで急落。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が後退する一方、欧州中銀(ECB)は利下げを継続するとの見方から、2年2カ月ぶりに1.0177ドル前後まで下値を切り下げた。これにつれてユーロ/円も、昨年12月19日以来の安値となる160.03円前後まで下落した。なおこの日、レーンECB専務理事兼主任エコノミストは「政策金利の方向性は明白だ」として、利下げ継続を主張した。
(3):米インフレ調査わずかに上昇
NY連銀の調査による12月の消費者期待インフレ率は1年先が3.00%と前月(2.97%)から僅かに上昇。3年先は2.97%と前月(2.57%)から大きく上昇した。
13日(月)の株・債券・商品市場
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