この記事は2025年1月14日(火)に「羊飼いのFXブログ」公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=ink drop/stock.adobe.com)

2025年1月14日(火)の午後14時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

このところ英国の長期金利が急騰したことで、ポンドが売られ、英ポンド/円が下落し、そこからリスクオフ的な状況となっている。

英国のギルト債が売られる環境は理解できるのだが、トラスショックの時ほど深刻な状況かといえば、そんなことはないだろう。しかしながらトランプ大統領の就任式を控え、インフレを促すと想定されるトランプ政策がどうなるのかを見極めたいところではある。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ドルが対ユーロ等の欧州通貨で上昇する局面は続くと思うが、今この瞬間の英ポンド/円が190円を割れてどんどん下がるというのもやや無理な感じかと思われる。

英政府がギルト債の下落に関して何か少しでも反応すれば相場は一気に戻るため、その点は注意したい。とにかく来週20日(月)のトランプ就任式を見て、判断したいと考えている。

▽英ポンド/円 日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。