日経平均 | 39,027.98円 △125.48円 |
為替 | 1ドル=155.47円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 16億2,626万株 |
売買代金 | 3兆5062億25百万円 |
値上り銘柄数 | 941銘柄 |
値下り銘柄数 | 615銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 89.11% |
市況概況
トランプ大統領の政策に反応しきれずまちまち
米国市場は休場となったが、トランプ大統領の就任式で早速大量の大統領令に署名するなど政策に対する期待と懸念が入り混じり、日本の株式市場は方向感に乏しい展開となった。
寄り付きは買戻しを急ぐ動きなども見られて大きく上昇して始まったものの、関税強化などが改めて確認されると売り急いで大きく下押す場面も見られた。それでも買戻しが入り下げ渋ると日経平均は節目と見られる39,000円を意識しつつも上がりも下がりもしない状況となった。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場は今晩の米国市場の動向を見たいということで持高調整の売り買いが一巡となった感じで全く方向感が見られなかった。上がれば売られ、下がれば買われるという状況で狭い範囲での動きが続き、日経平均も冴えない展開となった。引けを意識する時間帯には39,000円に突っかける場面も見られ、その後も39,000円水準での動きが続き、39,000円を超えて堅調な引けとなった。
小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く終始冴えないものが多かった。グロース250指数やグロース株指数は軟調だった。先物はまとまった売り買いも散発的には見られるものの断続的な売り買いはなく、あいかわらず上がれば売られ、下がれば買われる状況で方向感は見られなかった。
米国でのトランプ大統領の政策の影響が懸念されているが、実際にトランプ大統領の政策は米国でのスタグフレーション懸念を払しょくすることになると思われ、その流れに日本でも乗れるのかどうかということになる。利上げを織り込むなかでスタグフレーション懸念も根強く、米国のように経済活性化につながる減税などの材料がないと上値の重い状況は続くのだと思う。
テクニカル分析
日経平均
一目均衡表の雲のなかでの動きで、上値は25日移動平均線や基準線に押さえられた形だ。遅行スパンもローソク足に上値を押さえられる形でもあり、上値の重い展開から下値を試すことになりそうだ。
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