日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 37,028.27円 △141.10円
為替 1ドル=147.66円
売買高(東証プライム、以下同) 17億8,562万株
売買代金 4兆1743億35百万円
値上り銘柄数 656銘柄
値下り銘柄数 929銘柄
騰落レシオ(25日) 94.49%

市況概況

長期金利の上昇もあり堅調ながらも上値は重い

週末の米国株が高く、夜間取引の日経平均先物が変われていたこともあり、本日の日本市場は若干買いが先行する形で寄り付いた。

それでも37,000円の節目を下回ったことから戻りの鈍さを嫌気するような売りに押され、一時軟調なる場面もあった。節目と見られる36,800円を割り込んでさらに下値を試す動きとなるかと思われたが、意外に下げ渋り、値ごろ感からの買いも見られて再度戻りを試す動きとなった。それでも37,000円を抜けると売られるということで何とか37,000円台で本日の高値圏で前場の取引を終えたものの上値の重い展開だった。

昼の時間帯も上値の重さを嫌気するように先物は冴えない展開となり、後場も前場の終値を下回って始まった。寄り付いた後はいったん高値を試す動きとなったが、高値を抜けないということで売りに押され、37,000円を割り込んで再度下値を試す動きとなった。

それでも36,900円台で下げ渋ると買戻しも見られ、再び37,000円台を回復、その後は上値は重いものの37,000円台で小動きとなった。引けを意識する時間帯からは37,000円台を維持していることから買戻しを急ぐ動きもみられ、何とか37,000円台まで回復して引けた。

小型銘柄も買戻しなども見られて総じて堅調、幕間つなぎ的に買われるものもあり、グロース250指数やグロース株指数は大幅高となった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られるだけだったが、神経質な相場で先物に連れて右往左往する場面もあった。

週末の大幅下落の反動も見られたが、結局は上値の重い、戻りの鈍い展開だった。節目と見られる37,200円を試すこともなく、買い気に乏しい展開でそれだけ戻り売りが多いということと、好材料もないということなのだろう。指数に影響の大きな買われすぎ銘柄の修正安はまだまだ続きそうで当面下値模索という状況なのだろう。

テクニカル分析

日経平均

移動平均線からの乖離も大きくなっており、下げ渋り感は見られるが、戻りも鈍い。下髭線でここで底入れとなった可能性もあるが、まだまだ本格的な上昇にはならず右往左往しながら下値模索が続くのだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。