人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:下値余地拡大
昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%安。トランプ米大統領の関税政策や米政府職員の大量解雇などにより米景気後退懸念が強まった。米株価指数は大幅に下落し、安全資産とされる米国債が買われたことで日米金利差が縮小。ドル/円は一時昨年10月4日以来となる146.63円前後まで下値を拡大した。週末にトランプ米大統領が米国の景気減速リスクを否定しなかったこともドルの上値を抑える一因となっている。本日は米1月JOLTS求人件数が発表される。米労働市場の悪化を示唆する結果となれば、一段のドル売り圧力がかかることになりそうだ。ドル/円は一時的とはいえ昨年9月から今年1月の上げ幅の61.8%押し水準(146.94円前後)を下抜けたことで、145.00円前後まで下値余地が拡大したと考えられる。一方で、投機筋の円買いポジションが歴史的な水準まで積み上がっているため、米経済指標の好結果などドル買い要因が出た場合には、短期間で大きく上昇する可能性があることは留意しておきたい。
注目の経済指標:JOLTS求人件数

注目のイベント:特になし

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米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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