テクニカル分析(ランド/円)
ボリバン2σ下限から反発、中位越える
日足、ボリバン2σ下限から反発、中位越える。雲の下。3月13日-14日の上昇ラインがサポート。2月13日-3月14日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向く、20日線下向き。
週足、2週連続陽線で雲に近づく。3月3日週-10日週の上昇ラインがサポート。2月17日週-3月10日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
月足、11月からの上ヒゲの長い足を反映して弱かったが雲手前で反発。23年5月-24年8月の上昇ラインがサポート。1月-2月の下降ラインが上値抵抗。5か月線下向く、20か月線上向き。
年足、24年は陽線。25年は陰線スタート。23年-24年の上昇ラインがサポート。08年-24年の下降ラインが上値抵抗。

喜望峰
対米関係悪化と南アの抵抗
米国駐在の南ア大使を米国が追放したことなど米・南ア関係は悪化している。
トランプ大統領は南アの土地収用法を特に標的とし、同国で土地を収用するために同法が広く利用されていると虚偽の主張をした。
その後、南アの白人アフリカーナー農民たちに、抑圧から逃れるためにアメリカへ移住するよう呼びかけた。
米国はまたエイズ救済を含む同国への資金援助を撤回し、「公正なエネルギー移行」のようなグリーンエネルギープロジェクトへの資金援助協定から撤退した。
トランプ政権はまた、南アがイスラエル戦争でハマスを支援することで敵側に付き、自国の国益に反していると考えている。
南アのマシャティル副大統領は今週、南アは米国との関係修復に引き続き取り組むべきだが、米国への依存を減らすための警鐘にもなるはずだと述べた。
重要な保健プログラムへの資金提供が打ち切られたことで、南アはこうした取り組みに資金を提供する独自の手段(中国やEUへの接近)を見つけるべきだと述べた。
南アがアフリカ成長機会法(AGOA)へのアクセスを失うという脅威は、同国に貿易と輸出の関係を多様化し、単一のパートナーへの過度の依存から脱却するよう促すものでもある。