この記事は2025年4月8日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Vatcharachai/stock.adobe.com)

2025年4月8日(火)の午後14時時点に現役トレーダーの小林芳彦さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

小林芳彦
1979年慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で数十社の法人顧客を担当。

現在の為替相場の傾向や相場観

世界同時株安をベースとしたリスクオフの動きで、米ドル/円も下方向を考えており、特に144円を割れたら142.80円まで下がると考えていた。ところが昨日7日(月)にはショートカバーで148.15円付近の高値をつけた。

トランプ米大統領の関税問題は、決して世界景気を良くするものではないので、やはり世界景気は悪くなるだろうし、米景気自体も明らかに鈍化している。よって今後、米金利はもっと下がっていくと見ている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは、142.80~147.00円。 こちらは6日(日)に考えたもので、昨日7日(月)にあっさり上抜けてしまったが、方向的には下で見ているので変更無しで行きたい。

中長期的には、米ドル/円の140円割れのイメージは変わらずで、今年で考えると138円付近までの下落を想定している。

目先の戦略としては、引きつけて148円台はしっかり売りで入り、145円近辺から利食いって行く形で臨みたい。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。