テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン2σ下限から反発

日足、ボリバン2σ下限から反発、まだボリバン下位。6月5日-6日の上昇ラインがサポート。5月29日-9日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向く、20日線下向き。
 週足、2週連続陽線。ボリバン下位。3月17日週-6月2日週の上昇ラインがサポート。5月5日週-12日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
 月足、3月-4月の上昇ラインを下抜く。現在は2σ下限あたり。3月-4月の下降ラインが上値抵抗。
年足、2024年で10年連続陰線。その間52円から3円台へ沈む。2025年もここまで陰線。

トルコリラ見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

メルハバ

新憲法論議で野党を抑圧

 新憲法の議論が与党で過熱、野党がどう対応するかが焦点。
エルドアン大統領は、「民主的正統性を強化し、権利と自由を保障する」新たな憲法のためには、野党は直接的か間接的かを問わず、自らの提案を提出しなければならないと述べた。

 現在、野党CHPは党内の結束力の観点からも、政治的優先事項の観点からも、新憲法制定に時間を割く意欲を示していないように見受けられる。CHPが自らの優先事項と整合した具体的な枠組みを提示する可能性は低いため、その政治戦略は二つの核心的な主張に集約されるだろう。第一に、「エルドアンは自身の政治的将来のために憲法改正を望んでいる」という主張を強調するだろう。第二に、国民の感情を巧みに捉え、新憲法制定への取り組みを「テロのないトルコ」プロセスと同一視しようとするだろう。

これに対しエルドアン大統領は、新憲法に関して野党が仕掛けている「罠」を承知していると述べた。「我々はエルドアン大統領のための新憲法ではなく、8600万人の人々のための新憲法を望んでいる」と述べた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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