高金利通貨の状況を動画で解説
動画配信期間:公開日から2週間
高金利通貨「メキシコペソ・南アフリカランド・トルコリラ」の状況をギュッと要約
<全体的な傾向>
• トランプ大統領の各種政策にも関わらず、高金利通貨は比較的安定して推移
• 高金利通貨につきものの急落・急騰は今月見られず、安定的な動きを継続
<メキシコペソ>
現在の状況
• 月間・年間ともに円を上回り、現在3位の好成績
• 株価指数は堅調
• 関税問題の懸念があったが、株価・為替ともに悪くない状況
<南アフリカランド>
通貨・市場動向
• 6月は4位、年間7位と底堅い動き
• 株価は14%上昇(メキシコとほぼ同水準)
• 10年国債利回りは9%台に低下
<トルコリラ>
金融政策・インフレ
• 政策金利:46%で据え置き
• インフレ率:現在30%台、年末までに20%台への低下見通し
• 金利差に応じたリラ安を容認する政策スタンス
政策方針の変化
• 急激なリラ高によるホットマネー流入とその後の急落を回避
• 安定的なじり安傾向を好ましいとする方針転換
<結論>
高金利通貨の中では明暗が分かれる展開:
1.メキシコペソ:インフレ上昇により利下げペース鈍化の可能性があるも、NAFTA優遇措置と底堅い経済により相対的に安定
2.南アフリカランド:商品市況高(特にプラチナ)の恩恵を受け、インフレ抑制も成功しており最も良好な状況
3.トルコリラ:政策スタンスが「安定的じり安容認」に変化。政治リスクと高インフレが重石となり、3通貨中最も慎重な見方が必要
投資判断では、商品市況の動向と各国の政治・経済安定性を重視すべき状況。

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

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