日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 39,459.62円 ▼110.06円
為替 1ドル=147.33円
売買高(東証プライム、以下同) 15億9,392万株
売買代金 3兆6610億65百万円
値上り銘柄数 907銘柄
値下り銘柄数 650銘柄
騰落レシオ(25日) 123.43%

市況概況

米国の関税問題などもあり売り先行となるも意外に値持ちの良い展開

先週末の米国株が軟調、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物も売られたこともあり、本日の日本市場は売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後もいったん戻したものの売り直され、下値を試す動きとなった。それでも39,300円を割り込むと買い戻され意外に値持ちの良い展開で前場の取引を終えた。値上がり銘柄数も多く、関税に関しては楽観的な見方も多いようだ。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場も冴えない始まりとなった。ただ、目先の需給での買戻しなどが多く、日経平均に影響の大きな銘柄なども含めて高安まちまちという感じで指数の方向感は見られなかった。値持ちが良いから買戻しも入り、一時堅調となる場面もあったが、39,600円まで戻すと今度は手仕舞い売りに押されて再度下値を試すような動きとなった。結局、最後まで売りが止まらず節目と見られる39,500円を割り込んで後場の安値圏で引けた。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く、総じて冴えない展開だった。それでも売り急ぐということでもなく、グロース250指数やグロース株指数は小幅安だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られて指数を動かす場面もあったが、断続的な売り買いは見られず、方向感が出るということもなかった。

引き続き米国の関税の影響や中国の景気鈍化、スタグフレーション懸念などが根強いなかでなかなか売り急ぐということもなく、全体としての方向感が見られない。決算発表が始まるところで、決算動向に反応することになるのだろうが、関税問題なども含めて不透明要因が多いなかで楽観的な見方となっているが、これが一転して悲観的な見方となるのではないかと思う。参議院選挙や関税のタイムリミットが近づくと波乱もあるだろう。

テクニカル分析

日経平均

まだまだ下げ渋っているが25日移動平均線や基準線を意識するところまで下落となった。ここで下げ止まらないと一気に38,500円~39,000円までの調整がみられるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。