日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 39,821.28円 △132.47円
為替 1ドル=147.01円
売買高(東証プライム、以下同) 20億9,854万株
売買代金 4兆2947億47百万円
値上り銘柄数 1,260銘柄
値下り銘柄数 315銘柄
騰落レシオ(25日) 117.63%

市況概況

買戻し一巡となったものから売られて上値の重い展開

米国株はまちまちで方向感に乏しかったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が一時40,000円を超える場面も見られるなど堅調となり、本日の日本市場も買い先行となった。買い気配から始まる銘柄なども見られ、寄り付きから40,000円を伺うような展開となったが、寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りに押され日経平均は軟調となった。TOPIXは前日比プラス圏だが上値の重い展開となった。

昼の時間帯も特に動きは見られず、後場は若干買いもの勝ちで始まった。その後も値持ちの良い展開で39,800円を超える場面も見られ、関税問題が取りざたされるなかで総じて堅調な展開だった。日経平均に影響の大きな銘柄が安く指数の上値は重かったが、値上がり銘柄数も多かった。上値の重さを嫌気してはいるものの売り急ぐということでもなく、意外に値持ちの良い展開で最後は39,800円を超えて高値圏での引けとなった。

小型銘柄は引き続き関税に影響の少ない銘柄などが多いこともあり、幕間つなぎ的に買われるものが多かった。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られるものの、大きく方向づけるようなことも指数を動かすこともなかった。

米国の関税に関してはかなり楽観的な見方も多いようだ。ただ、ここからは決算発表が始まるところで、米国の関税強化の影響を織り込んで慎重な見方となるものも多いと思われるし、実際に影響が出ているなどということになれば大きく下落となるだろう。いずれにしても当面は上値の重さを嫌気しながら下値模索となるのではないかと思う。

テクニカル分析

日経平均

引き続き値持ちの良い展開だが、上値も重く、下値模索のなかで25日移動平均線や基準線までの下落は見られるだろう。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。