
日経平均 | 39,646.36円 ▼174.92円 |
為替 | 1ドル=146.26円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 21億0,122万株 |
売買代金 | 4兆7738億96百万円 |
値上り銘柄数 | 523銘柄 |
値下り銘柄数 | 315銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 117.63% |
市況概況
上値の重さを嫌気して売られる銘柄も見られ冴えない展開
米国株は堅調だったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物は方向感に乏しく、本日の日本市場は売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後も買戻し一巡となったものから売られるという状況で、空売りの積み上がっている銘柄以外は手仕舞い売りに押されて冴えない展開となった。さすがに下値の節目と見られる39,500円台になると買戻しも入るのだが戻りは鈍く冴えない展開で前場の取引を終えた。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場は前場の終値と変わらない水準で始まった。いったん下値を試したものの前場の安値まで下げずに切り返し、今度は戻りを試す動きとなった。それでも買戻し一巡感が強く戻りが鈍いと再度売り直された。その後は下げ渋ったものの本日の安値を更新となったが、売り急ぐこともなく買戻しで値を戻した。結局最後は買戻しも見られ後場の高値圏での引けとなった。
小型銘柄は幕間つなぎ的に買われるものが見られた。米国の関税問題に直接的な影響が少ない銘柄が多いこともあり、グロース250指数やグロース株指数は大幅高となった。先物は明日のオプションSQ(特別清算指数)算出に絡むヘッジなども見られ、まとまった売りの方が買いよりも多く指数を下押す要因となった。最後は買戻しで指数を押し上げる場面もあった。
米国の関税問題に進展も見られず、打開策も特に取りざたされておらず、今後の展開が気になるところだ。楽観的な見方が多いようだが、果たして実際に関税が強化されることになれば影響も大きいと思う。解決しないという見方で対処して置いた方が良いと思われ、39,500円~40,000円の保ち合い相場だが、下に放れる可能性が高いのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
下げ渋り感は見られるもののまだまだ調整が続くと思われ、25日移動平均線や基準線までの下落はあると思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。