なぜ「常識破り」の哲学が生まれたのか?

 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

サバンナ八木さんのユニークな哲学の裏には、彼の壮絶な実体験がありました。

「47歳の時に、レギュラーが0本になりまして……」 八木さんは、お笑い芸人として崖っぷちに立たされた過去を明かします。しかし、そこで彼は腐らず「芸能界で生き抜くために」と一念発起し、専門性という新たな武器を身につけることを決意します。

その武器こそ、「FP(ファイナンシャル・プランニング技能士)1級」(以下、FP1級)の資格。もともとお金に興味があり、若手時代から借金をせずに堅実な生活を送っていたことが、この道を選ぶ後押しとなりました。

八木さんのサバイバル術は、この「どん底」の経験から生まれていたのです。

八木流「ゆるくて強い」生存戦略

 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

【戦略その1】「世界一ゆるい勉強法」で壁を越える

「もともと僕、塾に落ちたくらい頭が悪くて」と笑う八木さん。 しかし難関資格であるFP1級に挑戦し、3回落ちて4回目でようやく合格。その勉強法は驚くほど「ゆるい」ものでした。

  • ポイント1:試験日をあえて無視する!
    「この日までに!」と意気込むと、プレッシャーで勉強が苦痛になる。だから、あえて意識しない。
  • ポイント2:結果に一喜一憂しない!
    試験が終わっても答え合わせはしない。「気がついたら合格証書が家に届いている」という状態が理想。

この哲学は「楽しんで、長く続ける」ための勉強法につながり、そのおかげで資格取得に至ったと振り返ります。

【戦略その2】「食らいにくい」ポートフォリオで守りを固める

八木さんの投資歴は約20年。 最初の個別株投資では「98万円が9万円になった」という手痛い失敗も。その経験が、現在の「守り」を重視した投資スタイルの礎となっています。

そんな八木さんのポートフォリオが、こちらです。

  • 円:30%
  • ドル:20%
  • 貴金属(金・プラチナ):10%
  • 国内株:10%
  • 外国株:10%
  • 米国国債:17%
  • 暗号資産:3%
 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

コンセプトは「食らいにくい(ショックに強い)」こと。 特定の資産に偏らず、為替リスクやインフレリスクを徹底的に意識した「超分散型」ポートフォリオです。

【戦略その3】「ドーパミンを抜く」ための3つの黄金律

そして、いよいよ八木流サバイバル術の真髄へ。 投資で負けないための、ユニークな3つのマイルールです。

 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

3位 ポジションを意識する

一度に大きく買うのではなく、相場の節目で「ジャブを打つように」少しずつ投資。「3万円でジャブ、2万7,000円でジャブ、2万5,000円でストレート……」と、常に余力を残すことで、暴落をチャンスに変えます。

2位:期限を決めない

「1億円貯める!」といった目標は、心を焦らせ、無理なリスクを取らせます。「ジムのトレーニングと一緒。頑張りすぎると続かない」。投資は一生続くものだから、自分のペースで楽しむことが何より大事だと語ります。

1位:ドーパミンを出さない

投資で失敗する最大の原因は、お金がかかることで冷静さを失い「熱くなること」。八木さんは、投資で勝って興奮した時こそ、あえてゲームセンターのパチンコに行くなど、意識的に興奮を冷ます(ドーパミンを抜く)作業をするそう。いかに冷静でいられるか。それが勝負の分かれ目なのです。

 
(画像=「RENOSY マガジン」より引用)

楽しく、長く続けるための「サバイバル術」を見つけよう

サバンナ八木さんの物語は、単なる投資の話ではありません。人生の危機を乗り越え、自分らしく、しぶとく生き抜くための哲学そのものです。

勉強も、投資も、ストイックに歯を食いしばるだけが正解じゃない。 自分に合った「ゆるい」やり方を見つけて、長く、楽しく続けること。 そして、攻めることばかり考えず、熱くならずに「食らいにくい」守りを固めること。

八木さんの生き様は、不安定な時代を生きる私たちに、大きな安心感と勇気を与えてくれます。

サバンナ八木さんのリアルな解説を、ぜひ動画でご覧ください。

この記事を書いた人

リノシー チャンネル編集部
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