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ドル/円の見通し:米中貿易協議 進展あればドル買いへ
昨日のドル/円は終値ベースで約0.6%上昇。米国と欧州連合(EU)の関税協議が合意に達し、中国との関税停止措置が延長されるとの期待の高まりも相まって、全般的にドル買いが優勢となり148.58円前後まで上値を伸ばした。
米国の関税政策を巡る不透明感が徐々に晴れつつある中で、トランプ米大統領の就任後に売られたドルの買戻しにつながっている。本日は米中関税交渉の2日目で、協議終了後に両国から何らかの発表があるだろう。市場の期待通りに関税協議に進展が見られるか注目したい。関税においては、米国のインフレを高止まりさせ、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利下げに動きにくくなるとの見方につながることから米中協議に進展があればドルは続伸するだろう。一方で、本日から2日間にわたり米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されることから、結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードが広がりやすく、ドルの上値が抑えられることも考えられる。7月16日高値の149.18円前後や200日移動平均線の通る149.59円前後が上値目途として意識されよう。材料面では米6月JOLTS求人件数や米7月消費者信頼感指数が発表される。
注目の経済指標:米JOLTS求人件数

注目のイベント:米中貿易協議

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米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
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