この記事は2025年8月18日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。

2025年8月18日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。
現在の為替相場の傾向や相場観
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、まちまちだった。円は上昇通貨の中位(+0.37%)に位置する。米ドル/円の週間の値幅は2円30銭に終わり、先々週に続き、大きな動きにはなっていない。
そうしたなかで、英ポンドが2週続けて上昇通貨の最上位(+0.77%)となっている。英ポンド/円が一時200円の大台を回復するなど、一部のクロス円が堅調さを維持している。
先月末の日米の金融政策、今月の重要経済指標の結果発表を終え、為替市場では強弱感が対立している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週は21日(木)~23日(土)の予定でジャクソンホール経済シンポジウムが開催され、パウエルFRB議長の講演が22日(金)に予定されている。多くの中銀関係者や著名エコノミストらが一堂に会し、広く情報交換や意見発信する。
この会合が注目を集めるのは、過去何度もこの先の金融政策の見通しが示唆され、為替市場に大きな流れが出来た経緯がある。
昨年はパウエル氏が「行動する時が来た」と発言、年末まで100bp(1.00%)の利下げが実施された。労働市場の減速を受け、パウエル氏が何を語るか注目している。
為替市場は動意が乏しく、短期売買に徹するつもりだ。今週は米ドル/円で145.00~149.00円、ユーロ/米ドルで1.1600~1.1800ドル、ユーロ/円で170.00~174.00円とみている。
▽米ドル/円の日足チャート

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

▽ユーロ/円の日足チャート

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。