外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年8月25日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼22日(金)の為替相場
(1):日本CPI 3%台は8カ月連続
(2):ボストン連銀総裁「次回会合での政策は決定していない」
(3):FRB議長 想定よりハト派
(4):クリーブランド連銀総裁 金融政策引き締め示唆

▼22日(金)の株・債券・商品市場

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22日(金)の為替相場

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期間:22日(金)午前6時10分~23日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本CPI 3%台は8カ月連続

日本7月全国消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除いたコアベースで前月(前年比+3.3%)から伸びが鈍化したものの、+3.1%と市場予想(+3.0%)を上回り、8カ月連続で3%台となった。

(2):ボストン連銀総裁「次回会合での政策は決定していない」

米ボストン連銀のコリンズ総裁は、「インフレには上振れリスク、雇用は下振れリスクがある」と指摘し、「金融政策は緩やかに引き締め的であり、適切」との見解を示した。また「次回会合での政策は決定していない」との姿勢も示した。

(3):FRB議長 想定よりハト派

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はジャクソンホール会合での講演で、労働市場の下振れリスクを指摘したうえで、「リスクバランスの変化が政策調整を正当化する可能性がある」との見解を示した。一方でトランプ政権の関税政策の影響については「関税は長期的なインフレを誘発する可能性がある」とし、「インフレリスクは上振れ傾向、雇用は下振れ傾向」と述べて、「金融政策には決められたコースはない」と慎重な態度示したが、市場はパウエル議長が想定よりもハト派的に傾いていたと受け止め、ドル売りが強まった。

(4):クリーブランド連銀総裁 金融政策引き締め示唆

米クリーブランド連銀のハマック総裁は、「自身の予測ではインフレは上振れ傾向で失業率も同様だ」と指摘。「金融政策を適度に引き締め的なものに維持する必要がある」と語った。

22日(金)の株・債券・商品市場

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