動画配信期間:公開日から2週間
動画の内容をギュッと要約
ドル円の動き
- 8月1日の米雇用統計で前月分を大幅下方修正、150円台から急落
- パウエル議長の9月利下げ示唆でドル下落もあったが、現在は147円で膠着状態
- 8月全体ではリスク回避の動きで金、スイスフラン、円が強い
米国市場・トランプ政権への評価
- 米株は最高値更新も、全体的には強くない
- 欧州株、中国株の方が好調
- アメリカから資金流出の傾向
- 中国との貿易協定も未妥結、今週中国経済閣僚がワシントン訪問予定
円相場の要因
- 原油価格下落により日本の貿易赤字縮小→円買い要因
- 外貨投信残高が5月から3ヶ月連続で月5兆円増加→円高抑制要因
- NISA対象範囲拡大でさらなるリスク選好の動きが予想される
その他通貨
- ユーロ: 漁夫の利でドル安の恩恵、ただし欧州自体に勢いはない
- スイスフラン: 年間パフォーマンス1位、安全資産として選好
- ポンド: 珍しく堅実な動き、BOEは物価が4%近くで利下げ困難
- 豪ドル: タカ派RBAも利下げ実施、本日CPI発表で政策変更の可能性
- NZドル: 景気悪化で急落、若年層の国外流出が問題
結論
1. ドル円は147円での膠着状態が継続する見込み
2. ドルから他通貨への資金流出が続いている
3. トランプ政策の効果は限定的で、むしろ不確実性を高めている
4. 日本の利上げは慎重になる可能性が高い(基調的インフレ率の低さ)
5. 外貨投信の増加が円高を抑制している
6. 実需の需給が拮抗しており、大きな為替変動は起きにくい環境
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

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