メキシコペソ見通し
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

総括

FX「関税攻撃に耐えペソは年間3位。ペソが下落するとすれば円高」メキシコペソ見通し                                           

予想レンジ 7.6-8.1

(通貨3位、株価6位)

 (ポイント)
*月間7位、年間では3位。株も好調で20%高に迫る
*週足が11週ぶり陰線になった後は伸び悩んでいる
*ペソ下落があるとすれば円高か
*CPIが目標圏内に低下、一方、コアは目標を超えている
*中銀では追加利下げ派が多数を占める
*中国からの輸入関税を引き上げ
*国の軍事介入を批判。麻薬カルテルの取り締まりで
*関税賦課にもかかわらず、メキシコの対米輸出は好調
*FDIも米関税賦課の不確実性の中でも増加
*IMF成長見通し上方修正
*フィッチ、メキシコ経済の縮小を「軽度」の景気後退に修正=昨年はフィッチの悲観的見通しで経済は後退した
*米との論点=関税、麻薬、移民、LA騒乱、送金課税、USMCA、司法。水、等々

(今月は最強の円で、月間は7位)
 8月1日の米雇用統計悪化でのリスク回避の下げから回復したが、8円台にはのせず反落。月間ではここまで7位、年間では3位。
ボルサ株価指数は年初来19.47%高と強い。10年国債利回りは8.86%。2QのGDPが改善したことや、また米国との関税交渉も対等に戦っており、当面の期限を90日延長してメキシコの交渉力の強さも示している。

(最近の消費者物価の傾向)
 8月前半消費者物価は前年比で3.49%上昇、コアは4.21%上昇。依然、総合インフレは目標の4%を下回り、コアは上回る悩ましい状況が続く。

(今週の経済指標の結果)
 ・2Q経常収支は2.06億ドルの黒字、1Qは11.17億ドルの赤字。
 ・7月貿易収支は1700万ドルの赤字、6月は5.14億ドルの黒字
 ・7月失業率は2.8%、6月は2.7%

(米国・メキシコ・中国の関税の関係)
 メキシコ政府は来月提出する2026年度予算案の一環として、中国からの輸入品に対する関税を引き上げる方針を固めた。
対象は自動車や繊維、プラスチックなどの輸入品。他のアジア諸国からの輸入品も関税が引き上げられる可能性があるという。
中国外務省報道官は、この報道について「他国の強要の下で」中国に制限を課すことには反対だとし「われわれは関連各国が独立を維持し、関連する問題を適切に処理すると信じている」と述べた。

テクニカル分析

じり安で中位へ、5日線下向き

 日足、じり安で中位へ。8月22日、25日の上ヒゲが長かった。8月20日-28日の上昇ラインがサポート。8月25日-28日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
 週足、少しボリバン2σ上限から離れる。上位は維持。8月4日週-18週の上昇ラインがサポート。7月28日週-8月18日週の下降ラインが上値抵抗。5週線下向き、20週線上向き。
 月足、3か月連続陽線後の8月はここまで陰線。ボリバン中位あたり。5月-6月の上昇ラインがサポート。24年5月-25年7月の下降ラインが上値抵抗。5か月線上向き、20か月線下向き。
 年足、2024年は4年振り対円で年足が陰線。今年は5月以降円と大接戦となったが現在はペソが円を上回る。23年-24年の上昇ラインを一時下抜くが上抜き返す。21年-22年の上昇ラインがサポート。

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