
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年9月1日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼29日(金)の為替相場
(1):ECB3年後インフレ予想 前月から上昇
(2):独CPI速報値 予想上回る伸び
(3):米PCE 底堅い結果
(4):ミシガン大消費者信頼感指数 3カ月ぶりの低水準
▼29日(金)の株・債券・商品市場
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29日(金)の為替相場

期間:29日(金)午前6時10分~30日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):ECB3年後インフレ予想 前月から上昇
独8月失業率は6.3%と市場予想通り前月から横ばいとなり、同失業者数は0.90万人減と予想(1.00万人増)に反し減少。 その後に発表された欧州中銀(ECB)調査のインフレ予想は1年後が+2.6%と前月から横ばいだったが、3年後のインフレ予想は+2.5%で前月(+2.4%)から上昇した。
(2):独CPI速報値 予想上回る伸び
独8月消費者物価指数(CPI)・速報値は前年比+2.2%と市場予想(+2.1%)及び、前月(+2.0%)を上回る結果となった。 また、欧州連合(EU)基準のCPIは前年比+2.1%と市場予想(+2.0%)以上に前月(+1.8%)から加速した。
(3):米PCE 底堅い結果
米7月個人消費支出(PCE)は前月比+0.5%と予想通り前月(+0.4%)から増加。 同PCE物価指数(デフレーター)の前年比は前月から横ばいの+2.6%となったが、食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターは前年比+2.9%と予想通り前月(+2.8%)から加速した。
(4):ミシガン大消費者信頼感指数 3カ月ぶりの低水準
米8月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値は58.2と速報値の58.6から下方修正され、3カ月ぶりの低水準となった。 また、消費者の期待インフレ率は1年先が4.8%、5-10年先が3.5%といずれも速報値(4.9%、3.9%)から下方修正された。
29日(金)の株・債券・商品市場

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