
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2025年9月4日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼3日(水)の為替相場
(1):豪4-6月期GDP 11四半期連続の成長
(2):植田日銀総裁 石破首相と会談
(3):BOE総裁 追加利下げに慎重な姿勢
(4):米JOLTS求人件数 10か月ぶりの水準に減少
▼3日(水)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:148円台中心の値動き/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
3日(水)の為替相場

期間:3日(水)午前6時10分~4日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪4-6月期GDP 11四半期連続の成長
豪4-6月期国内総生産(GDP)は前期比+0.6%と市場予想(+0.5%)を上回り、11四半期連続のプラス成長となった。その後に発表された中国RatingDog8月サービス業PMIは53.0と市場予想(52.5)を上回った。
(2):植田日銀総裁 石破首相と会談
日銀の植田総裁は、石破首相と会談を行い経済・物価・市場動向について意見交換したことを明らかにした。その上で「金融市場全般について話し、為替の話も出た」「政府と連絡とりつつ、為替市場の動向をモニターしていきたい」などと語った。
(3):BOE総裁 追加利下げに慎重な姿勢
英中銀(BOE)のベイリー総裁は下院財政委員会で発言。財政懸念による長期債利回りの上昇について、「政府は発行の中心を超長期債からシフトさせているため、(利回り上昇が顕著な)30年債利回りの重要性を誇張するつもりはない」と述べて重要視しない考えを示した。年内の追加利下げについては「追加的な措置をとり得る正確な時期とペースを巡り、今や疑いがかなり強まった」と述べ、追加利下げに慎重な姿勢を示唆した。
(4):米JOLTS求人件数 10か月ぶりの水準に減少
米7月JOLTS求人件数は718.1万件と、市場予想(738.0万件)を下回り、昨年9月以来の水準に減少した。採用件数(政府部門除く)は前月からやや増加したが、レイオフ(一時解雇)件数もいくぶん増加した。
3日(水)の株・債券・商品市場

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