外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年1月15日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也

目次

▼14日(水)の為替相場
(1):中国貿易収支 黒字額拡大
(2):強めの円安けん制相次ぐ
(3):米小売売上高 予想を上回る
(4):米財務長官 韓国ウォン安けん制

▼14日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:158円台で推移する時間帯が増えそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

14日(水)の為替相場

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(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

期間:14日(水)午前7時10分~15日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国貿易収支 黒字額拡大

中国12月貿易収支は1141.4億ドルの黒字となり、黒字額は市場予想(1143.5億ドル)を下回ったものの前月(1116.8億ドル)を上回った。輸出が前年比+6.6%と予想(+3.1%)を上回り、輸入も+5.7%と予想(+0.9%)を上回った。2025年の年間貿易黒字は過去最高となる約1.19兆ドル(約189兆円)となった。トランプ関税の影響にもかかわらず、対米輸出は前年比+5.5%と伸び率は前年の+5.8%から僅かな縮小にとどまったほか、米国を除く地域への輸出は+9.9%と前年の+6.0%から大幅に拡大した。

(2):強めの円安けん制相次ぐ

片山財務相は高市首相との面会後に、急激な円安について「極めて遺憾であって憂慮している」と述べ「日米財務相共同声明の考え方を踏まえて、投機的な動きを含めて行き過ぎた動きに対しては、あらゆる手段を排除せずに適切な対応を取る」とけん制した。その後、三村財務官も「先週後半以降の足元の為替の動きについては、一方向で急激な動きが見られ、極めて憂慮している」指摘。「動きを裏打ちするような経済的なファンダメンタルズがあるかといえば、私にはあるように見えない」との見解を示したうえで、「あらゆる手段を排除せず、適切な対応を取る」と述べた。

(3):米小売売上高 予想を上回る

米11月小売売上高は前月比+0.6%と市場予想(+0.5%)を上回った。自動車を除いた売上高も前月比+0.5%と予想(+0.4%)を上回った。また、国内総生産(GDP)の算出に用いられるコア売上高(コントロールグループ)は、予想通り前月比+0.4%だった。 同時に発表された、米11月生産者物価指数(PPI)は前年比+3.0%と予想(+2.7%)に反して前月(+2.8%)から伸びが加速。食品とエネルギーを除いたコアPPIは前年比+3.0%(予想+2.7%、前月+2.9%)だった。

(4):米財務長官 韓国ウォン安けん制

ベッセント米財務長官は「韓国ウォンの下落はファンダメンタルズと整合しない」「為替市場の過度な変動は望ましくない」と韓国ウォン安をけん制。この発言を受けてドル安・ウォン高に振れた。また、ベッセント財務長官は13日に片山財務相と会談し、「一方的な円安を憂慮している」との認識を共有したと伝えられており、韓国ウォン高・ドル安の動きに連れて円も対ドルで買われた。