外為どっとコム トゥデイ
(画像=外為どっとコム マネ育チャンネル)

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2026年2月2日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉

目次

▼30日(金)の為替相場
(1):東京都区消費者物価指数、伸び率縮小
(2):時期FRB議長を巡る報道受けドル買い
(3):ユーロ圏四半期GDP予想を上回る
(4):独インフレ率、ECB目標を上回る
(5):米PPI、予想上回る伸び
(6):トランプ氏、次期FRB議長に対し「利下げに前向きと確信」

▼30日(金)の株・債券・商品市場

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30日(金)の為替相場

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期間:30日(金)午前7時10分~31日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):東京都区消費者物価指数、伸び率縮小

東京都区部1月消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除いたコアベースで前年比+2.0%と市場予想(+2.2%)を下回った。昨年末にガソリンの旧暫定税率が廃止されたことなどからエネルギー価格が低下したため2024年10月以来の低い伸びとなった。

(2):時期FRB議長を巡る報道受けドル買い

米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長について、一部報道でウォーシュ元FRB理事の指名に向けた準備が進められていると伝わった。その後、ウォーシュ氏がこの日ホワイトハウスでトランプ大統領と会談したことも伝わった。ウォーシュ氏は、他の有力候補であるブラックロックのリーダー氏や国家経済会議(NEC)のハセット長官などに比べると利下げに慎重な「タカ派寄り」と見られている。このため、一連の報道を受けてドルが買われた。

(3):ユーロ圏四半期GDP予想を上回る

ユーロ圏10-12月期国内総生産(GDP)・速報値は前期比+0.3%と市場予想(+0.2%)を上回った。国別ではドイツが+0.3%、フランスは+0.2%、イタリアは+0.3%、スペインは+0.8%だった。年率換算のユーロ圏10-12月GDPは+1.3%となり、7-9月期の+1.1%から成長が加速した。

(4):独インフレ率、ECB目標を上回る

独1月CPIは欧州連合(EU)基準で前年比+2.1%と市場予想(+1.9%)を上回る伸びとなった。前月は+1.8%だった。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIも前年比+2.5%と前月(+2.4%)から伸びが加速した。

(5):米PPI、予想上回る伸び

米12月生産者物価指数(PPI)は前年比+3.0%(予想+2.8%、前月+3.0%)、コアPPIは前年比+3.3%(予想+2.9%、前月+3.1%)だった。輸入関税に伴うコスト増を企業が価格に転嫁している状況が示された。

(6):トランプ氏、次期FRB議長に対し「利下げに前向きと確信」

トランプ米大統領は、この日正式に次期FRB議長に指名したウォーシュ氏に対して、利下げを約束させていないとしながらも、「利下げに前向きだと確信している」と発言。同時に「ウォーシュ氏に対し利下げに踏み切るか質問するのは適切ではない」とも述べた。また、議長就任のために必要となる議会上院の承認に関して「懸念していない」と表明した。ただ、一部の上院共和党議員はウォーシュ氏の承認に反対する意向を示している。