主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年4月2日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼1日(水)の為替相場
(1):米大統領「停戦に合意は不要」
(2):日銀短観大企業製造業DI改善
(3):ADP全国雇用者数 予想を上回る
(4):BOE総裁「先走りすぎている」
(5):米大統領「壊滅的に攻撃し続ける」
(6):ISM製造業景況指数 大幅な拡大
▼1日(水)の株・債券・商品市場
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1日(水)の為替相場
期間:1日(水)午前6時10分~2日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):米大統領「停戦に合意は不要」
トランプ米大統領は「2~3週間以内にイランから撤退する可能性がある」との見通しを示した。また、「米国の撤退にイランとの合意は不要だが、それまでに合意が成立する可能性もある」と述べ、撤退のタイミングについては「イランの核兵器保有は不可能と判断した時点」と語った。
(2):日銀短観大企業製造業DI改善
日銀は、3月全国企業短期経済観測調査(短観)を発表。大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)は17と市場予想や前回(ともに16)を上回り、4四半期連続で改善した。大企業非製造業DIは36と予想(33)を上回り前回から横ばいだった。一方、先行きの景況感はエネルギー価格の上昇に伴うコスト増などの不透明感から、大企業製造業で14と前回(15)から悪化した。
(3):ADP全国雇用者数 予想を上回る
米3月ADP全国雇用者数は6.2万人増と市場予想(4.0万人増)を上回った。前回2月分は6.6万人増へ6.3万人増から上方修正された。その後発表された米2月小売売上高は前月比+0.6%と市場予想(+0.5%)を上回った。自動車を除いた売上高も前月比+0.4%と予想(+0.3%)を上回り、国内総生産(GDP)の算出に用いられるコア売上高(コントロールグループ)も前月比+0.5%と予想(+0.3%)を上回った。
(4):BOE総裁「先走りすぎている」
英中銀(BOE)のベイリー総裁は「経済成長や雇用へのダメージを最小限に抑える形で、インフレ率を目標水準に戻す必要がある」との考えを示した。一方で、市場が年内2回の25bp(0.25%)利上げの実施を織り込んでいることに対して、「それは依然として市場が判断すべきことだが、先走りしていると思う」と述べた。
(5):米大統領「壊滅的に攻撃し続ける」
トランプ米大統領は「イランの新体制の大統領が米国に停戦を要請してきた」としたうえで、「ホルムズ海峡が開放され、自由で安全になった時点で検討する。それまではイランを壊滅的に攻撃し続ける」と自身のSNSに投稿した。
(6):ISM製造業景況指数 大幅な拡大
米3月ISM製造業景況指数は52.7と市場予想(52.3)に反して前月(52.4)から上昇し、2022年8月以来の大幅な拡大となった。構成指数では仕入れ価格は78.3と2022年6月以来の高水準となった一方で、雇用は48.7と前月(48.8)から小幅ながら悪化した。