主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年4月9日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼8日(水)の為替相場
(1):米イラン停戦に合意
(2):日本実質賃金 2カ月連続でプラス
(3):FOMC議事録公表
(4):イラン国会議長「二国間停戦と協議は不合理」
▼8日(水)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:当面は157円台後半が下値支持として意識される/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
8日(水)の為替相場
期間:8日(水)午前6時10分~9日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):米イラン停戦に合意
トランプ米大統領は自身のSNSで「イランがホルムズ海峡の完全かつ即時、安全な再開に同意することを条件に、イランへの爆撃と攻撃を2週間停止することに同意する。これは双方による停戦となる!」と発表した。また、「イランから10項目の提案を受け取っており、交渉の基盤として機能する」と説明した。その後、イランのアラグチ外相も声明で、「2週間の期間にわたり、ホルムズ海峡における安全な航行は、イラン軍との調整および技術的制約への十分な配慮の下で可能となる」と表明した。一方で、「イランに対する攻撃が停止されれば、われわれの強力な軍は防衛作戦を停止する」とも付け加えられていた。
(2):日本実質賃金 2カ月連続でプラス
日本2月毎月勤労統計で現金給与総額は前年比+3.3%と市場予想(+2.7%)を大幅に上回った。名目賃金から物価変動の影響を除いた実質賃金は前年比+1.9%で2カ月連続でプラスとなった。また、基本給にあたる所定内給与は前年比+3.3%となり、33年8カ月ぶりの伸び率だった。
(3):FOMC議事録公表
米連邦準備制度理事会(FRB)は3月17-18日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表。参加者の大多数は「中東情勢の進展に伴いインフレの上振れリスクと雇用の下振れリスクが高まっている」と指摘し、特に「中東での紛争が長期化すれば労働市場の状況がさらに軟化し、追加利下げが必要になる可能性があるとの懸念が多くの参加者から示された」とした。一方で、多くの参加者は「原油価格の継続的な上昇に伴い、インフレ率が予想以上に高止まりするリスクを指摘し、インフレ率を委員会の目標である2%まで引き下げ、長期的なインフレ期待をしっかりと維持するために利上げが必要になる可能性があるともした」と記してあった。
(4):イラン国会議長「二国間停戦と協議は不合理」
イランのガリバフ国会議長は、戦争終結に向けた10項目の提案の主要な3項目で明確な違反があったとし、米国との「二国間停戦と協議は不合理」と自身のSNSに投稿した。