主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年4月15日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼14日(火)の為替相場
(1):中国貿易収支 予想を大幅に下回る
(2):米PPI 予想ほど伸びが加速せず
(3):IMF 世界経済見通し発表
(4):ECB総裁「基本シナリオと逆境シナリオの中間」
(5):米大統領 和平交渉再開を示唆
▼14日(火)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:円が売られやすい地合いは続く/ ▼注目の経済指標・イベント
14日(火)の為替相場
期間:14日(火)午前6時10分~15日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国貿易収支 予想を大幅に下回る
中国3月貿易収支は511.3億ドルの黒字となり、黒字額は市場予想(1075.5億ドル)を大幅に下回った。輸出が前年比+2.5%と小幅な増加にとどまった一方、輸入が+27.8%と大幅に増加したことから貿易黒字は前年比-49.8%とほぼ半減した。
(2):米PPI 予想ほど伸びが加速せず
米3月生産者物価指数(PPI)は前年比+4.0%と市場予想(+4.6%)ほどには伸びが加速しなかった(前回+3.4%)。食品とエネルギーを除いたコアPPIは前年比+3.8%と予想(+4.1%)を下回り、伸びは前月と同率にとどまった。
(3):IMF 世界経済見通し発表
国際通貨基金(IMF)は世界経済見通し(WEO)で、今年の世界経済の成長率見通しを1月時点の3.3%から3.1%に引き下げた。ただ、予想は中東紛争が比較的短期間にとどまり、エネルギー価格の上昇も緩やかにとどまることを前提としていると説明。紛争が長期化し、エネルギーインフラが深刻な被害を受けた場合には景気が大きく悪化する恐れがあると指摘した。なお、国別の成長率見通しについては、米国2.3%、ユーロ圏1.1%と1月時点(2.4%、1.3%)から下方修正した一方、日本は0.7%で据え置いた。中国を含む新興国全体の見通しは3.9%に引き下げた(1月時点4.2%)。
(4):ECB総裁「基本シナリオと逆境シナリオの中間」
欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は、金融政策について「われわれは基本シナリオと逆境シナリオの中間にある」として、現時点で利上げに傾くほどではないとの認識を示した。その上で「われわれは、行動にはデータが必要だと非常に明確に述べてきたが、行動をためらうことはない」と語った。
(5):米大統領 和平交渉再開を示唆
米紙NYポストは、トランプ米大統領が同紙の記者に対し、イランとの和平交渉再開について「イスラマバードにいた方がいい。2日以内に何かが起こる可能性があるからだ。我々は行くことを検討している。可能性が高い」と語ったと報じた。