日々是相場
(画像=VectorSpace / PIXTA)
日経平均 60,537.36円 △821.18円
為替 1ドル=159.16円
売買高(東証プライム、以下同) 25億8,845万株
売買代金 8兆3560億53百万円
値上り銘柄数 684銘柄
値下り銘柄数 838銘柄
騰落レシオ(25日) 101.30%

市況概況

初の6万円台で引けたが冴えない銘柄も多い

先週末の米国半導体株の上昇で夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったこともあり、本日の日本市場は買い先行となった。

半導体銘柄には手仕舞い売りに押されるものも見られ、決算発表を受けてファナックとキーエンスが主導して指数を押し上げる展開となった。それでも寄り付きの買いが一巡となった後は6万円に届かないことから手仕舞い売りに押され一時軟調となる場面もあった。その後はイラン戦争の終結期待、減税期待、中国の景気回復期待なども見られ、日銀の金融政策決定会合前に買い戻しを急ぐ動き、さらにファナックとキーエンスがストップ高になったことでの持高調整の買いなどが見られて指数が押し上げられた。

昼の時間帯も特に売り急ぐ動きは見られず、日銀金融政策決定会合での利上げがないとの見方がリークされたような感じでもあり、買い戻しを急ぐ動きとなった。とくにここで買い上がる理由があったわけでもないが、好決算発表に銘柄に反応して買われすぎた銘柄の踏み上げ相場も手伝って、日経平均は61,000円まで一気に上昇するかと思われるような水準まで上昇した。ただ、半導体株や好決算発表銘柄に意外になかなか後が続かず、手仕舞い売りに押され始めると上げ幅を急速に縮小して後場の安値圏での引けとなった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものも多く、総じて軟調となり、指数先行の相場展開のなかで逆行安となった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られ、指数を先導する場面もあったが、買い戻しや持高調整の買いが一巡となると今度は手仕舞い売りやヘッジ売りが優勢となった。

引き続き一部の銘柄が指数を押し上げ、結局値上がり銘柄数より値下がり銘柄数が多いなかで史上最高値更新、日経平均は6万円台での引けとなった。いかにも一部の銘柄が買われすぎているだけ、踏み上げ相場ということであり、今後手仕舞い売りに押され始めると一気に売り方の回転が効いて売り急ぐような場面もあるだろう。決算発表が出揃ってくるところがきっかけとなるか、象徴的な銘柄の決算発表で大きく相場が変わるのではないかと思う。

テクニカル分析

日経平均

過熱感がますます強くなっており、形は悪くなっている。引き続き25日移動平均線や基準線までの下落を意識しておいていいと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!