この記事は2026年5月11日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


FXトレード戦略
(画像=Dinusha/stock.adobe.com)

2026年5月11日(月)の8時時点に現役トレーダーの竹内のりひろさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

竹内のりひろ
1990年、カナダ系の銀行で為替ディーラーになる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、情報配信を行なう

現在の為替相場の傾向や相場観

先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、ほぼ全面高に近い展開で引けた。

政府・日銀が為替市場で断続的に円買い介入を進めており、ドル売りの流れが広く波及している。 円は上昇通貨の最下位(+0.25%)に位置する。警戒感が強まるなか、積極的に円売りを仕掛ける向きは限られる。

日銀当座預金残高の変化から、ここまで介入測額は約8-10兆円が投入されたと予想されている。しかし、これだけの弾薬を投下しても6円も下げられず、一部には手詰まり感や限界を指摘する声も出始めている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

こうしたなかで、今週は本日11日(月)に米国のベッセント財務長官が来日予定。

明日12日(火)には高市総裁、片山財務相、植田日銀総裁との会談が予定され、円安が議題と報じられている。ただ、次のようなアナウンスメント効果を伴うようなサプライズは想定しにくい。①共同記者会見に合わせた(日本サイドからの)イベント介入、②日銀の緊急利上げの発表、③米国の協調介入。

円買い介入は市場に流通する円資金を買い上げることから、超短期的に金融引き締め効果を伴う。米ドル/円の戻りは一旦売りで回る予定だ。

今週は米ドル/円で154.00~158.50円、ユーロ/米ドルで1.1600~1.1800ドル、ユーロ/円で183.00~186.50円と見ている。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/米ドルの日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

▽ユーロ/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。