主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年5月18日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼15日(金)の為替相場
(1):日本国内企業物価指数 2年11カ月ぶりの高い伸び率
(2):米鉱工業生産 予想を上回る
(3):英30年債利回り急騰
(4):原油先物価格上昇
▼15日(金)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:介入警戒残るも底堅い動き/ ▼注目の経済指標・イベント
15日(金)の為替相場
期間:15日(金)午前6時10分~16日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日本国内企業物価指数 2年11カ月ぶりの高い伸び率
日本の4月国内企業物価指数は前年比+4.9%と市場予想(+3.0%)を大きく上回り、2年11か月ぶりの高い伸びとなった。中東情勢の不安定化を受け、石油・石炭製品や化学製品など幅広い品目で価格上昇が見られた。
(2):米鉱工業生産 予想を上回る
米4月鉱工業生産は前月比+0.7%と市場予想(+0.3%)を上回った。同設備稼働率は76.1%と8か月ぶりの高水準だった(予想75.8%)。
(3):英30年債利回り急騰
エネルギー価格の高騰によるインフレ懸念に加え、英国の政局や財政をめぐる不透明感を背景に英国債が下落。英10年債利回りは約18bp(0.18%ポイント)上昇して取引を終えた。同30年債利回りは約20bp急騰し1998年以来の高水準となった。英国では、スターマー首相の後任として、より拡張的な財政政策を好むとされるマンチェスター市長のアンディ・バーナム氏が有力候補として浮上している。
(4):原油先物価格上昇
NY原油(WTI)先物が今月4日以来の1バレル=106ドル前後まで上昇。この日まで2日に渡って行われた米中首脳会談ではホルムズ海峡の再開に向けた手掛かりが得られなかった。また、イランのアラグチ外相はこの日、「米国から接触と交渉を継続する意向があるというメッセージを数日前に受けた」と明らかにした上で、「我々には米国を信頼しない理由がある」と強調。「相手が真剣である場合に限り、我々も真剣に臨む」とし「米国の矛盾した行動が、交渉を難しくしている」と主張した。