主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年5月28日8時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
目次
▼27日(水)の為替相場
(1):豪CPI予想以上に伸びが鈍化
(2):イラン国営テレビ報道
(3):米大統領「まだ満足していない」
(4):クックFRB理事「利上げの用意がある」
▼27日(水)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:ゆっくりと節目の160円に接近する展開/ ▼注目の経済指標・イベント
27日(水)の為替相場
期間:27日(水)午前6時10分~28日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪CPI予想以上に伸びが鈍化
豪4月消費者物価指数(CPI)は前年比+4.2%と市場予想(+4.4%)を下回り、前月(+4.6%)から伸びが鈍化。豪政府が4月に燃料税を引き下げたことなどが要因となった。一方、コアCPIにあたる同CPIトリム平均は+3.4%と市場予想通り前月(+3.3%)から伸びが加速した。
(2):イラン国営テレビ報道
イラン国営テレビは「米国とイランの暫定和平合意に関する非公式の草案」を入手したと報道。草案には「米軍はイラン周辺から撤退して海上封鎖を解除」「その見返りとしてイランはホルムズ海峡を通過する商船の数を1カ月以内に戦闘前の水準に戻すことを約束している」「イランとオマーンがホルムズ海峡を巡る仕組みを設ける」との内容が盛り込まれていると報じた。 その後、米ホワイトハウスは、この報道について「全くのでっちあげ」と否定した。
(3):米大統領「まだ満足していない」
トランプ米大統領は「イランとの取引にまだ満足していない」として「イランの核兵器保有は許されない」と改めて指摘した。またホルムズ海峡については「誰もホルムズ海峡を支配することは出来ないが、米国が監視する」との見解を示した。 /p>
(4):クックFRB理事「利上げの用意がある」
米連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事は「金利を上昇させなくても、ディスインフレが再開すると予想している」として、「政策金利を向こう数カ月据え置くべきだ」との見解を示した。一方で、「インフレは望まぬ方向へ進んでおり、ディスインフレが再開しない場合は利上げを実施する用意がある」と付け加えた。