主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年6月11日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼10日(水)の為替相場
(1):米軍ヘリコプター撃墜への報復攻撃開始
(2):中国PPI 約4年ぶりの高い伸び率
(3):米CPI予想通りに伸びが加速
(4):米大統領「極めて強力に攻撃する」
(5):イラン「米国が行動を起こせば強力に反撃する」
▼10日(水)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:ドルが買われやすい地合いが続く/ ▼注目の経済指標・イベント
10日(水)の為替相場
期間:10日(水)午前6時10分~11日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):米軍ヘリコプター撃墜への報復攻撃開始
イランに米軍のヘリコプターが撃墜されたことへの報復として、米中央軍は東部時間午後5時(日本時間10日午前6時)からイランに対する自衛の攻撃を開始したと発表した。その後、イラン革命防衛隊は米軍の攻撃への報復として「中東域内の米航空・海上の標的21カ所を攻撃した」と発表した。
(2):中国PPI 約4年ぶりの高い伸び率
中国5月生産者物価指数(PPI)は市場予想通りに前年比+3.9%(前月+2.8%)となった。中東情勢の悪化に伴う世界的なエネルギー価格の高止まりを背景に、2022年7月以来の高い伸びとなった。中国5月消費者物価指数(CPI)は前年比+1.2%となり市場予想(+1.3%)を下回り前月と同じ伸び率だった。
(3):米CPI予想通りに伸びが加速
米5月消費者物価指数(CPI)は前年比+4.2%と市場予想通りに前月(+3.8%)から伸びが加速し、2023年4月以来の高い伸び率となった。食品とエネルギーを除いたコアCPIも前年比+2.9%と市場予想通りに前月(+2.8%)から伸びが加速した。
(4):米大統領「極めて強力に攻撃する」
トランプ米大統領は「イランは文書に署名すべきだ」として、イランを「極めて強力に攻撃する」と前日に続いて本日もイランへの攻撃を実施すると表明した。トランプ大統領はこれより前には「イランは対応に時間がかかりすぎた代償を払うべき」との見解を示していた。
(5):イラン「米国が行動を起こせば強力に反撃する」
イランのタスニム通信は「イラン軍は今夜万全の態勢を整えている」として、「米国が行動を起こせばイランは強力に反撃する」と報じた。