2015年もIPOは盛り上がる!?

リクルートホールディングスや西武ホールディングスといった大型上場が続いた中で初値が公開価格を下回った銘柄は今のところ14銘柄と全体の約16%に過ぎない。裏を返せば、約84%はIPOによる初値で売却をしていれば利益を上げられていたことになる。IPOの数は2009年の19社が底となり、2014年まで5年連続で増えているという状況だ。これは投資意欲の高さが継続していることを物語っているといえよう。また、黒田日銀総裁による金融緩和政策が続けば、株式市場はますます活況となり、IPOも盛り上がる可能性がある。

2015年は第3次安倍内閣として再出発する。アベノミクスの継続性がどのように浸透するかが景気浮揚のカギを握る。市況が悪化しなければ今年を上回る100社を予想する声もある。また、2015年秋口には日本郵政グループの持ち株会社である日本郵政と、その傘下であるかんぽ生命保険、ゆうちょ銀行が同時上場することを明らかにした。

実現すれば超大型上場だ。また、東京地下鉄やJR九州などの大型案件の上場もささやかれている。市場からどれだけ資金を吸収することができるか、またどんな企業が上場してくるのか目が離せない状況が続く。

(ZUU online)