実質利回り15%超えも 2015年3月の 美味しく食べられる株主優待 

株主優待を実施する企業は1,100社を超えている。クオカードやJCBギフトなどの金券、お米や特産品を送付したりするなど、その内容は多岐にわたる。今回は利回り換算しにくいお米など、金額が明記されていないものを除き、3月に権利落ちする飲食関係の株主優待を集め、優待利回りと配当利回りを合計した実質利回りの数値を算出した。

権利落ち月になると株主優待を狙っての買いも入りやく、まだ注目が集まっていない今の時期から仕込んでおくと、高値で掴むことなく株主優待を受けることも期待できるのではないだろうか。(株価は2014年12月26日時点)


2015年3月の美味しい株主優待①SDエンターテイメント <4650>

株価1,257円(最低投資金額125,700円)
優待利回り14.3%+配当利回り0.92%(100株1,160円)=実質利回り15.22%

北海道でゲーム・ボーリングなどの複合施設を運営、本州にもフィットネス施設を展開中。健康コーポレーション <2928> が大株主。株主優待は3月と9月の2回。優待品は「(1)自社グループが扱う健康食品などもしくは(2)自社レジャー施設利用券」で、100株以上200株未満で(1)9,000円相当(2)8枚、200株以上300株未満で(1)12,000円相当(2)16枚、300株以上で(1)15,000円相当(2)24枚。


2015年3月の美味しい株主優待②ワタミ <7522>

株価1,092円(最低投資金額109,200円)
優待利回り 10.98%+配当利回り0.92%(100株1,000円)=実質利回り11.90%

居酒屋「和民」「坐・和民」)」「TGI フライデーズ」等の居酒屋運営、宅配弁当、介護施設運営などを行っている。株主優待は3月と9月の2回。優待品は運営している居酒屋や宅配弁当(制限あり)等で使える利用券(500円券)で、100~49912枚(6,000円分)、500~999株24枚(12,000円分)、1,000株以上30枚(15,000円分)。


2015年3月の美味しい株主優待③マルシェ <7524>

株価869円(最低投資金額86,900円)
優待利回り6.90%+配当利回り1.15%(100株1,000円)=実質利回り8.05%

『酔虎伝』『八剣伝』『居心伝』等の居酒屋を運営。株主優待は3月と9月の2回。優待品は自社が展開する飲食店で利用できる優待券(1,000円券)で、100株以上499株で3枚(3,000円分)、500株以上999株で15枚(15,000円分)、1,000株以上で25枚(25,000円分)。また1,000株以上の株主には別途優待品(カタログより1つを選択)を贈呈。さらに10,000円分の優待券で優待品(カタログより1つを選択)との交換もできる。