株主優待が拡充されたおすすめ企業
次に、株主優待制度の変更に伴って優待の内容が拡充された企業もピックアップしてみた。
株主優待の時期が追加される企業として、商業施設の企画、設計などを手掛けるラックランド <9612> は従来の12月末日に加えて6月末日が追加され、年2回の優待が実施される。
次に、航空機機体部品やジェットエンジンの部品メーカーである昭和飛行機工業 <7404> は単元株数の変更に伴って株主優待の最小株数が追加された。ゴルフコースやホテルなどの優待券がもらえる優待の内容は従来の通りで、これまでは1,000株以上に適用されていたものが100株単位に変更される。これにより、株主優待を受けられる人の裾野が広げられた。
滋賀県を中心にスーパーマーケットを運営する流通大手の平和堂 <8276> は保有株式数に応じて同社運営のスーパー各店で使用できる金券がもらえるが、2014年12月の変更によってギフト券と選択可能になった。これにより同社の店舗が近隣にない株主もメリットが得られる。
食品メーカー大手の東洋水産 <2875> は、保有株式数に応じて自社製品の詰め合わせセットがもらえる優待制度を設けているが、今回の変更によって1年以上同社株を保有している人は、優待相当額を社会貢献活動団体に寄付するという選択肢が追加された。
女性向けインナーなどの訪問販売を手掛けるシャルレ <9885> は、優待によって自社製品がもらえる優待制度を従来の1,000株以上から500株以上に拡充した。500株以上を保有する株主は5,000円相当の同社製品がもらえる。
今回限り、記念株主優待が実施される企業
創業から節目の年数が経過した企業など、今期に限って特別な株主優待を実施する企業もある。2014年12月に発表された2社の優待内容をご紹介しよう。
回転寿司や居酒屋など飲食店経営を手掛けるジー・テイスト <2694> は、創業55周年を記念して2014年9月末の時点で同社株を保有している株主に対して550円または5,500円相当の優待券を配布する。
ホームセンター大手「ダイキ」から独立し、産業排水処理などの環境事業、タイル施工などを手掛けるダイキアクシス <4245> は、同社株が東証一部指定されたことを記念して2014年12月末時点の株主に対して100株あたり1,000円分のQUOカードを提供する特別優待を実施する。
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