ホンダ <7267> は1月30日、2015年3月期の連結決算を発表し、通期の最終利益は従来予想から下方修正し200億減の5450億円になる見通しを明らかにした。
2014年第3四半期の売上高は前年同期より増えて3兆2899億円となったが、営業利益は22%減の1772億円にとどまった。日本における自動車販売が低迷したことに加え、タカタ <7312> 製のエアバックに欠陥が見つかった問題で、大量のリコールを余儀なくされたことが影響した格好だ。北米を中心に品質関連費用が増加したことが減益に直結し、アジアにおける二輪車販売は好調だったものの、マイナス分を補いきれなかった。
また、2014年4月から2015年3月までの連結業績の見通しを同社は下方修正。営業利益を7700億円から500億円減の7200億円とし、純利益は5650億円から200億円減の5450億円に修正した。円安による増益はあったものの、日本や中国における販売台数が減少していることや、北米の品質関連費用を考慮した業績予測の修正だ。
なお、29日には米テキサス州のヒューストンでホンダ「アコード」の衝突事故で死亡事故が発生。同車はタカタ製のエアバックを搭載していて、事故との関連性があると見られている。リコール費用に加え、販売面での影響も懸念される事態となっている。
(ZUU online)
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