小僧寿し
(写真=Thinkstock/Getty Images)

小僧寿し <9973> が2014年12月期決算の発表を行った。売上高121.2億円(前年同期比22.7%減)、営業利益△8.9億円(前年同期△6.1億)、経常利益△9.4億円(同△6.3億)、当期純利益△15.2億円(同△16.8億)となった。同時に2015年12月期の業績予想も発表、売上高80億円(前年同期比33.7%減)、営業利益2.5億円、経常利益2.2億円、四半期純利益1.9億円と黒字転換の見通し。

2014年12月期のおせち販売が、業績予想に織り込んでいた利益数値1億円よりも大幅に未達の0.3億円となり、また、同社加盟店の倒産及び営業停止に伴う貸倒引当金0.6億や賃貸資産関連費用 1.8億円の計上や特別損失として基幹システムの変更予定に伴う賃貸借契約解約損3.2億円が響いた。

今期は昨年12月より手掛けているラーメン事業をはじめ、新たな収益の柱を創出するとともに、不採算店を一掃し、収益体質の改善を進める。昨年11月には新たな事業方針を発表しており、不採算店の撤退予定数を100店舗(50店舗を業態変更、残る50店舗を閉鎖)としていたが新たに不採算店舗の閉店判断を進め、当初予定していた2015年7月頃までの撤退予定を同年3月までに前倒しする。

同社の長い迷走が続く。2005年にはすかいらーくの傘下に入ったものの、すかいらーくがMBOで非上場化、その後、アメリカのファンド傘下に入ると、インボイス創業者が代表を務めていたイコールパートナーズが買収。しかし、業績は上向かないまま売り抜けが行われる。その後、就任した代表者においては、2014年8月に、自己の役員報酬に対して(東京地方裁判所には無報酬と報告していたのにもかかわらず)総務人事部を通さずに4500万円を当社口座から代表取締役社長個人の口座に振込むよう指示し、かかる振込が実行されていた事実が判明、ガバナンスが大きな問題となった。そして、現在は夢真HD <2362> のトップである佐藤眞吾氏が代表となっている。業績とガバナンスが同社の双肩に重くのしかかっている。

(ZUU online)

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