(写真=江守グループホールディングス Homepage)
3月17日、江守グループホールディングス <9963> の株価がストップ安水準である前日比150円安の764円で引けた。大引け時点で6万3500株の売買が成立するも123万900株の売り成行注文を残している。同社は前日の夜に継続企業の前提に関する事項について注記することを発表、これを受けて株価が急落した。
前日の発表では、同社グループは当第3四半期連結累計期間において、貸倒引当金462億500万円を特別損失に繰入れ、439億7600万円の四半期純損失を計上した結果、234億2400万円の大幅な債務超過となった。また、手元資金と比べて短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金の残高の水準が高いことから、中国子会社における大口得意先からの売掛金の入金遅延が今後も継続した場合に、当該借入金の返済に支障をきたすおそれが生じている。
さらに、財政状態の悪化を受けて、連結子会社の一部の取引金融機関との借入契約に関する財務制限条項に抵触する可能性もある。主力金融機関との協議については途上にあり、昨日の時点では支援につき合意に至っていない。
同グループでは、今後の中国事業は中国現地企業との金属資源等の取引は大幅に縮小し、一方で主に日系企業への電子材料部品や化学品の販売等を事業の中心に据え、中国事業の立て直しを図るとしている。
同日、取引銀行であり、2.33%の議決権を持つ福井銀行 <8362> の株価も前日比22円安の274円と大きく下げている。(ZUU online 編集部)
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