映画や演劇の制作、興行、配給を行う松竹 <9601> は4月13日、演劇や映画の事業の好調を理由に約10億円の特別利益を計上すると発表した。昨年の10月に公表した業績予想において、経常・純利益を積み増した格好だ。
同社によれば、2013年に新開場した歌舞伎座が活況を呈しており、「十月大歌舞伎」、「十二月大歌舞伎」、「壽初春大歌舞伎」などが大きな収益を上げたという。さらに、映像事業でも、松竹が配給する「ホットロード」、「紙の月」が好成績を収めているため、営業利益や経常利益が予想を上回った。
ほかにも、松竹が2009年にシネコン子会社の状況を勘案して計上した投資損失引当金についても、シネコンの業績が回復したことから16億4000万円の投資損失引当金戻入益を特別利益として計上している。
併せて松竹は「通期の連結業績予想につきましては概ね前回発表予想数値のとおり推移している」としている。(ZUU online 編集部)
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