東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド <4661> が4月28日、2015年3月期の決算を発表した。連結経常利益は前期比1.9%減の1104億円、営業利益は3.4%減の1106億円とした。テーマパーク入園者数は過去最高となったが、入園者1人当たりの売上高が減少した。一方、法人税などの減少などで純利益は過去最高となった。

売上高は前年比1.5%減の4662億円、純利益が2.1%増の720億円だった。

事業別にみると、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーを含むテーマパーク事業で、売上高が前期比0.8%減の3876億円となった。新規のナイトショー「ワンス・アポン・ア・タイム」などの導入や季節に応じたイベントが好評でテーマパーク入園者数は3137万7000人と過去最高を更新したものの、1人当たりの売上が1万955円と前期比1.1%減となり、売上高に結びつかなかった。売上減少は30周年イベントの翌年だったことなどが影響したという。さらに、商品・飲食原価率が増加したこともあり、営業利益も減少となった。

東京ディズニーランドホテルなどのホテル事業では、宿泊圏の入園者が減少したことで客室稼働率が落ち、売上高・営業利益ともに減少となった。東京ディズニーランドホテルやディズニーアンバサダーホテルで90%台半ばの稼働率だったという。

16年3月期の見通しについては、売上高で前期比0.9%増の4703億円、営業利益で4.1%減の1060億円、経常利益で2.9%減の1073億円、純利益で0.2%増の722億円とした。(ZUU online 編集部)

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