顧客管理ソフト大手のセールスフォース・ドット・コム(Salesforce)が自社自身の売却可能性の検討を行っていると欧米のメディアが報じた。セールスフォースは買収オファーを検討するため、財務アドバイザーを起用し業務にあたっていると伝えられている。

既に独SAP、米Microsoftが買収検討を否定したものの、Oracle、IBM、Cisco Systems、それにクラウドサービスのAWSを展開するAmazonといった、セールスフォースの強みとなるマーケティング・オートメーションの技術を取り込める企業が買収候補に並びそうだ。


年50%以上で急成長するマーケティング・オートメーション市場

セールスフォースは世界最大手のクラウド型CRMベンダーだ。同社はマーケティング・オートメーション、セールスオートメーション、カスタマーサポートサービスの本格的なクラウド型CRM(顧客管理)アプリケーションを提供しており、現在世界中で100,000社以上が導入しており、日本でも多くの企業が導入しているとされている。