2015年末から開始される予定のアセアン経済共同体(AEC)がタイ国内の経済界でも大きく取り上げられている。
このAECにより域内の「モノ」「ヒト」「サービス」の自由化が進み、さらなる経済発展が見込まれており、大きく分けると「モノ」の自由化では市場統合による関税撤廃が進み、「ヒト」の自由化では熟練労働者の移動が開始される。「サービス」の自由化では、出資の規制緩和などが進む見通しである。その中でもアセアン各国の証券取引所統合もAEC発足の一環として整備が進んでいる。
今回はタイ証券取引所(SET)プレジデントであるケサラー・ウタイサン・マンシュスリー氏に、タイ証券取引所の概要と今後のアセアン証券取引所構想に関して話を聞いた。
(※このインタビューは2015年3月に行われたものです)