タイ証券取引所の歴史
タイ証券取引所は、タイ国内で唯一の証券取引所で、アジア地域の中でも長い歴史を持つ証券取引所の一つです。タイにおける資本市場の開始は、1960年代の初頭にさかのぼります。1962年にバンコク証券取引所として、民間組織によって設立されましたが、1974年にタイ証券取引所へと組織変更し、1975年4月に正式に取引を開始しました。
1992年の証券及び証券所法に基づき、タイ証券取引委員会が、証券取引と外国為替に関する管理監督の責任を担っており、タイ国の資本市場の改革を進めています。
タイ国証券取引市場の構成は一部市場が 「SET」と呼ばれ 、二部市場が 「MAI」と呼ばれ2つの証券市場に分かれています。2014年の年末時点で、タイ国証券取引所 SETの上場企業数は502社、MAIの上場企業数は111社です。2014年度末のSET総合指数は1497.67ポイントで前年比+198.96ポイントと上昇しています。時価総額は13兆8562億バーツ、(約51兆2679億円 ※1バーツ=3.7円で計算) 一日の平均売買額は416億バーツ/日(約1539億円)となっています。
タイ証券取引所は、農業・食品、消費財、金融、機械・自動車・製造業、建設・不動産、エネルギー、サービス、IT・通信と大きく8つのセクターに分類されています。