日本の富裕層の特徴

欧米(特に欧州)の富裕層は、代々に渡って資産を築き受継いできた資産家がその中核をしめています。
それに対して日本の富裕層は、戦後の高度成長期に事業家として資産を拡大させた方や、その相続人の方が中核を占めるため、欧米に比べて富裕層の家系の歴史が浅い事が特徴です。

また日本の場合、所有企業の株式が富裕層資産の源泉として最上位を占め、その為事業の承継計画サービスに対する需要が今後大幅に伸びて行くのではとレポート内でも言われています。

参考:お勧め雑誌記事紹介〜週刊ダイヤモンド【富裕層の金と知恵】2/2〜


近年の富裕層拡大の背景

日本の富裕層の中核はまだ戦後の経済成長期に事業家として資産を拡大させた方とその家族が多いのですが、この方々とは別に2000年前後頃から、都市部を中心に新しいタイプの富裕層が生まれてきました。

・IT起業家など、自ら起業されIPOや売却等の形でエグジットに成功し財産を築く人が増えた事
・一部企業にて、役員報酬が増額された事
・金融業会における規制緩和により個人投資家が増加し、一部大きな収益を上げれた人もいた事
・外資系の金融機関やプロフェッショナルな職業等、一般的な日系企業よりも遥かに高待遇の職に就かれる方が増えた事

等が理由と言われています。

参考: いつかは来るバブルの終わり、その時資産を残す人と無くす人の違いとは?〜この20年、日本の億万長者の世界にはどんな変化があったのか2/2〜

BY T.S.