IBMBox
(写真=HP)

米IT大手のIBMと、クラウド型のコンテンツ共有ソリューションを提供するBoxは6月25日、グローバルでの技術提携を行うことを明らかにし、共同で新製品の開発などに取り組む姿勢を鮮明にした。

IBMはビジネス機器やコンピューター分野で長年にわたって存在感を示してきた一方で、Boxは2005年創業の企業。長期の伝統を持つ大手と、まだまだ創業から間もないIT企業の提携となる格好だ。

Boxでは単なるオンラインストレージに留まらず、さまざまな形式のファイルの取り扱いが可能。ほかにも、3D画像などデータ容量の非常に大きくなるコンテンツについても、クラウド環境でもサクサクと操作できるといった特徴や、強固なセキュリティを確保していることから、同社のソリューションの普及が進んでいる。

今回のIBMとBoxの提携では、両社の製品の連携などの実現を目指す。Boxのコンテンツ共有プラットフォームと、IBMのセキュリティ技術「IBMSecurity」、データ分析技術「IBMAnalytics」やクラウド技術「IBMCloud」との連携を目指す。ほかにも、コンテンツリッチなアプリケーションやソリューションの開発なども促進する構えだ。

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