imasia_13208657_S
(写真=PIXTA)

日本経済新聞の集計によると2015年3月期は金融危機前の最高益だった2008年3月期を上回り7年ぶりに最高益を更新したとのことです。

そして今期も増益が見込まれ2期連続で最高益となる見通しだとしています。このように上場企業の利益が最高となるなか、会社予想が最高益に届かない銘柄のなかには、コンセンサス予想が最高益の見込みとなっているものもみられます。

先週末の投資のヒントではそうした銘柄をピックアップしましたが、今回は株価と目標株価コンセンサスを比較して先週末に取り上げた銘柄の上値余地を探ってみました。

なかには日本取引所グループ <8697> や小田急電鉄 <9007> のように目標株価コンセンサスが株価を大きく下回るものもみられますが、一方で日野自動車 <7205> のように目標株価コンセンサスが株価を2割以上上回るものや、富士電機 <6504> のように目標株価コンセンサスが株価を2割近く上回るものもみられます。

hint7-7

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク】
ギリシャがユーロ離脱する可能性は低い
雇用統計の結果~9月利上げなのか~
ギリシャの運命と金融市場への影響は?
ギリシャの国民投票結果受けて調整必至も押し目買いの好機
上海株は好材料が揃って反発でのスタートか 香港株はギリシャの「No」で続落か