用途転換で賃料アップも、広がる可能性

このような倉庫物件であるが、店舗やオフィスに用途転換することによって、倉庫で賃貸するよりも賃料アップさせることが可能だ。オフィスに用途転換した場合、賃料単価としてオフィスと倉庫の中間地点を狙うことができる。賃料ギャップという意味では、マンションをシェアハウスにしたり、オフィスをシェアオフィスにするリノベーションよりもインパクトはありそうだ。

不動産の世界では、アメリカで起きている現象が10年後に日本でも起きる傾向がある。たとえばシェアハウスは10年前、これほど日本で流通すると思われていなかったが、今では年間3割増の勢いで広がっている。

それを考えれば、ニューヨークで確立されているビンテージ倉庫のお洒落な活用方法は、今後は日本各地で広がる可能性はある。日本でのビンテージ倉庫の用途転換はまだ始まったばかりだ。ビンテージ倉庫の活用は面白い市場になるかもしれない。(ZUU online 編集部)