(写真=PIXTA)
3月期決算銘柄の第1四半期決算発表シーズンがスタートしていますが、決算発表の本格化を前に今回は前回の本決算発表後にアナリストの業績予想が上昇し、マーケットの期待が高まっているとみられる銘柄をチェックしてみました。
具体的には本決算発表後にコンセンサス予想が5%以上上昇し、そのコンセンサス予想が会社予想を1割以上上回る銘柄をピックアップしてみました。
こうした銘柄では高まった期待が今回の決算で一段と膨らむのか、または期待を維持できるかなどが注目されますが、例えば7月31日に決算発表を予定している村田製作所 <6981> では、4月30日の本決算発表時に発表した会社予想はコンセンサス予想に届かなかったものの、その後コンセンサス予想が上昇し会社予想とのかい離が一段と開く格好となっています。
また、大林組 <1802> では5月13日に発表した会社予想はコンセンサス予想を上回るものとなったものの、その後コンセンサス予想が強気の会社予想を上回って上昇し、コンセンサス予想が会社予想を大きく上回る格好となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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