(写真=ZUU online 編集部)
人型ロボットである「ペッパー」がいよいよビジネスの現場にも進出する。人々と意思疎通をすふ機能を生かして消費者の対応サービスを提供するもので、同サービスのデモンストレーションでも、ペッパー自身が「本格的に社会人デビューします」などと宣言してみせた。
ソフトバンク <9984> の孫正義社長が7月30日、都内で開催したソフトバンクグループのイベントである「SoftBank World 2015」の基調講演に登壇し、ペッパーのビジネス向けのサービスを開始すると公表した。
同イベントは、孫社長率いるソフトバンクグループの構想や取り組みについて知見を共有するイベントで、同社長のアイデアや戦略を公表するとみられて、注目されていた。今年は、7月30、31日の2日間にわたって開催している。
その中で、ソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」は人間の感情を理解でき、さまざまな用途への展開も見込まれていた。同ロボットについては、売れ行きも好調で、6月下旬に発売されて、オンラインで受注を開始した際には、生産を予定していた1000台が 発売から1分間で 完売して話題を集めた経緯もある。
孫社長は同イベントの中で、ペッパーのビジネス向けサービスである「Pepper for Biz」を10月1日から開始すると表明した。人工知能を搭載して、人との意志疎通を行える人型ロボットがついに、一般向けビジネスの現場に登場する形となる。ペッパーは「接客革命」をするとデモンストレーションでも明らかにした。
「SoftBank World 2015」の孫社長の基調講演で、そのペッパーが接客デモンストレーションを実施。孫社長が「生真面目」「フレンドリー」「ファンキー」の中から、「フレンドリー」な対応を選択。ペッパーはそれを受けて、孫社長に質問をして回答したり、ペッパー自身の売り込みを孫社長にしたりするといった機能を披露した。
孫社長の基調講演ではほかにも、注目している技術トレンドにも言及。「IoT」や「人工知能」「スマートロボット」といったテクノロジーのトレンドを踏まえた上で、情報武装して成長戦略を描いていく必要があるなどと話した。ほかにも、2040年には人工知能を搭載したロボットの数が人口を上回るなどの未来像についても語った。(ZUU online 編集部)
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