3月期決算企業の第1四半期決算がスタートし決算発表が本格化しています。こうしたなか先週末はTOPIX500採用の3月期決算銘柄で100社近い企業が決算を発表し、主要企業でみると先週末が決算発表のピークとなりました。そこでピークとなった先週末の決算をTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に早速、集計してみました。
第1四半期決算ということもあって業績予想の修正に踏み切った企業は引き続き限定的となりました。しかし、決算に株価が大きく反応した銘柄は少なくありません。
例えば決算後に大きく買われた銘柄としては、第1四半期決算が大幅増益となったトヨタ紡織 <3116> や宇部興産 <4208> 、ホンダ <7267> 、日本通運 <9062> などがあります。反対に大きく売られたものには、第1四半期が赤字となった三和ホールディングス <5929> や大幅減益となった日本光電 <6849> などがあります。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク】
カルフォルニア土産 その1
【決算メモ】村田製作所(6981)
4―6月期の米国企業は増益予想に転換
中国株 神経質な展開か 匯豐控股などの大手企業決算に注目
雇用統計と決算発表に注目